果たしてAmazonギフト券買取は違法なのか

違法なのか

あからさまな転売や現金化目的は違法になる

Amazonギフト券をプレゼント

Amazonギフト券買取の業者に注目していると、果たして違法であるかどうか気になってしまう事があります。買い取ってくれるのは良いですが、法的に問題がある業者に関わってしまうのは、確かに少々心配でしょう。

結論を申し上げれば、ギフト等を目的に購入したAmazonギフト券買取は、別に問題はありません。ただし、転売を前提にギフト券を売買する行為は、大いに問題があるのです。

そもそもAmazonが販売している券は、「ギフト」目的なのです。友達や家族等、誰かに感謝の気持ちを表現したい時に、メール等で送付される券になります。

という事は、あからさまにその券を転売目的に買うのは、明らかに違法になるでしょう。

Amazon社では利用規約で禁止している

転売だけでなく、現金化も同様ですので個人で転売を考えている方は十分にご注意下さい。

逆に、通常の買い方であれば、全く問題はありません。

肝心の買取額が入金されないのは違法

禁止している

それで問題は、Amazonギフト券買取業者が合法であるかどうかです。合法でない可能性もあり得るので、確かによく見極める必要はあります。

例えば、次のようなパターンは明らかに違法になります。

ある時に、普段からお世話になっている親族にギフト券をプレゼントしようと思いました。そこでAmazon社からギフト券を買い、贈ろうとは思ったものの、タイミングを逃してしまいました。不要になってしまったので、Amazonギフト券買取業者に売ろうと思いました。

それでAmazonギフト券買取業者が指定する方法で、ギフト券を送りました。しばらく待ってみたものの、一向に買取額が支払われる気配がありません。痺れを切らしたので、買取業者に連絡してみますが、一向に音沙汰がありません。1週間や2週間経過しても、買取額は全く支払われません。

この場合は、明らかに合法ではありません。買取業者であれば、買い取った物に対するお金を支払う義務があります。お金を支払う義務が不履行になっている訳ですから、明らかな違法になります。

もちろん、きちんとお金を支払ってくれるAmazonギフト券買取業者も沢山あります。ごく稀に、上述のような極端なトラブルが発生している事例もありますから、きちんと悪徳業者を見極めるべきです。

無資格のAmazonギフト券買取業者は合法なのか

古物商の免許とは?

ところで、一見すると違法であるかのように見えるAmazonギフト券買取業者は、実は特に問題ないパターンもあります。

例えばあるお店は、古物商の取り扱いに関する免許を保有しています。金券等を含めて、様々なジャンルの物品を買い取っているお店です。

そもそも買取という事業を営む為には、そのような資格を保有する必要はあります。まして金券類を買い取るなら、その資格を持っていなければ法律違反になってしまうのです。

この点、上述のお店の場合は無許可の営業店ではありませんから問題ないのです。

公安員会の無許可店の場合

逆に、古物商の資格を全く見かけないお店は、もちろん要注意です。公式サイトを隅々まで確認してみても、資格保有が確認できないお店は、注意を要するでしょう。明らかに無許可で営業していると見なされるからです。

であればAmazonギフト券買取業者も、実は法的に問題があるのではないかと見なされる事があります。というのもサイトを見てみると、古物商の資格が見当たらない事があるからです。しかし、実際はそうではないのです。

Amazonギフト券は古物なのか

買取業者

ところで上述の資格には、1つポイントがあります。電子マネーを古物と見なせるか否かです。それを考慮すると、実はAmazonギフト券の場合、必ずしも違法ではあるとは言えませません。

少なくとも金券やブランド物やチケット等の品物は、古物であると見なせるでしょう。現にリサイクルショップ等は、古物商を所持しています。古物を買い取っている以上、資格を取っていなければ違法であると見なされてしまうからです。

電子マネーは古物ではない

現に法律では、電子マネーは古物であるとは見なされていません。その場合は、わざわざ資格を取る必要もないと見なされる訳です。

電子マネーは古物でない以上、資格取得は不問なのです。

ですからAmazonギフト券買取の公式サイトを見てみて、たとえ古物商に関する資格が無いとしても、「違法な業者」であるとは断言できません。

現金化しているものの違法とは言えない

ジョイフル

ちなみにAmazonギフト券買取は、たまにクレジットカード現金化と比較される事もあります。確かに両者の仕組みは似ているのです。

カード現金化という業者の場合は、ショッピング枠を活用しているでしょう。買取型やキャッシュバックなど、業者によってやり方は異なります。

その現金化業者に申し込みをして、所定の方法で手続きを踏みますと、業者から入金は実行されます。多額のお金ですと、かえってキャッシングよりは手数料が低めになる事も多いので、活用している方も多いです。

ところでAmazonギフト券買取も、最終的には現金化しています。現にその業者が指定する方法で手続きを踏むと、銀行口座に入金されるでしょう。

問題となっているクレジットカード現金化

そのクレジットカード現金化という方法は、ややグレーであると見なされている事があります。口座凍結の実例もありますから、注意を要するのです。であれば、Amazonギフト券買取は合法かという話が浮上する事もあります。

Amazonギフト券買取の場合、そもそもクレジットカードではありません。確かにギフト券を現金化していますが、古物を現金にしている訳ではありませんし、結局は違法とは言えません。クレジットカード現金化はグレーになる可能性はあっても、Amazonギフト券はグレーとは断言できない訳です。

Amazonギフト券買取は利用規約で禁じられているのか

ところでAmazon社の利用規約を基準にして、買取が合法なのかどうかという問題点が浮上する事もあります。Amazonギフト券買取を行うのは良いですが、果たしてAmazon社がそれを認めているかどうかの問題があるからです。

結論を申し上げれば、少なくとも利用規約を参照する分には、特に問題はありません。買取に関しては言及されていないからです。

確かにAmazon社の利用規約で「弊社のギフト券を買取するのは違法」であると書かれているなら、明らかに法的に問題はあるでしょう。Amazonギフト券買取という事業自体が、Amazonの規約に違反してしまうからです。

しかし利用規約を確認する限り、買取は禁止と言及されてはいません。ですからAmazonギフト券買取という事業自体は、特に問題ないと見なされます。

結論

そうは言っても、最初から買取を目的にAmazonギフト券を買うような行為は、規約に違反します。上記でも触れましたが、その券の本来の目的は「ギフト」だからです。換金ではありません。

以上の点を考慮すれば、結局「贈り物目的で買ったAmazonギフト券を買取り業者に売る」分には、別に問題ありません。ただ現金化で利用する場合はばれないように慎重にAmazonギフト券買取業者側に確認する方が良いでしょう。業者側に相談すればノウハウがあり最適なアドバイスを行ってくれる可能性もあります。