モアタイムシステムとは
モアタイムシステムは2018年10月より開始された、24時間365日他行の口座に入金できるシステムです。土日祝日や平日の早朝や夜間などに現金が必要な場合に役に立ち、銀行振込で売上金や報酬等を受け取りされる方にも便利なシステムです。
従来の方法はコアタイムシステム
全銀システムが平日の8時30分から15時30分まで稼働しその範囲内で銀行間の振込手続きを利用していました。
このため、金曜日の15時30分を過ぎてしまえば早くても次の月曜日の8時30分以降の手続きになり、すぐに現金が必要な場合に対応できないなど不便でした。このような事情を改善するためにモアタイムシステムが導入され、今すぐに資金調達をできるようにしています。
現在は大多数の金融機関が参加していますが
しかしながら、参加するか否かは金融機関の任意になり、既存のコアタイムシステムのみと振込可能時間が延長された2つのケースに別れ一致しないことが特徴です。
必ずしもすべての銀行が対応しているわけではない
2018年10月に導入された時点ではコアタイムシステム参加金融機関が1276行ありましたが、そのうちモアタイムシステムに参加をした金融機関は504行と全体の4割程度にとどまりました。
現在は大多数の金融機関がモアタイムシステムに参加していますが、2019年10月現在ではメガバンクはすべて対応するものの一部の地方銀行や信用組合はコアタイムシステムのみです。
最新の情報にご注意ください
現在ではモアタイムシステムに対応していることが当然だと考えられますが、あおぞら銀行やローソン銀行などは対応していないため注意が必要です。
しかし、今後は対応する可能性もあります。
最新の情報を確かめてください。
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https://www.zengin-net.jp/company/time/
外資系投資銀行はどうか
外銀はすべてにおいてコアタイムシステムで取り扱い、モアタイムシステムに関しては消極的です。このため、現金が必要な時期を確かめて振込先の口座を決め、入るべき金額がなくて日常生活に困らないようにしないといけません。
確実に24時間365日対応するわけでない
モアタイムシステムは24時間365日対応しますが、コアタイム以外の取り扱いには制限があるため事前に理解する必要があります。
対象外の事例
- 送金は1億円未満の制限がある
- 振込予約
- 給与等の一括振込
- 公共料金の引き落とし等
また、振込先金融機関が未対応だと送金されない為、両者がモアタイムに対応していることが求められます。
メンテナンス時間に注意
接続する時間でもメンテナンスが行われれば対応不可ですので、事前に案内があれば日時をきちんと把握して手続きを行わないといけません。
接続しない時間は金融機関によっては公開されていない場合もあるのでご注意ください。最近ではメンテナンスがあれば事前にメルマガなどで日時を案内されますが、知らずにいると肝心な時に送金できずに困ってしまいます。
モアタイムシステムだからといって過信せず時間に余裕を持つ必要があります。特に、夜間は不定期にメンテナンスが行われるケースがあります。
消費者金融の場合
消費者金融会社の振込キャッシングは会社ごとに振込受付時間が設定されています。基本的に0時の前後の数分間は対象外となっております。
Amazonギフト券買取サイトに与える影響
Amazonギフト券の買取業者を利用される方は、土日は取り扱わないものだと考えがちですが、受付自体は24時間365日行っています。
利用者が取り扱わないものだと考える要因は銀行振込のことであり、モアタイムシステムが導入された以前の話です。以前はネット銀行があれば買取の手続きをしても24時間365日入金されていましたが、都市銀行などは金融機関営業日の9時から15時までに限定されていました。
しかし、モアタイムシステムの導入で多くの金融機関で24時間365日対応可能になり、土日祝日でも昼間だけでなく夜間にも資金調達が可能です。
この事によりAmazonギフト券買取サイトがより使いやすくなりました。